水道水と有害物質|ウォーターサーバー、水宅配の比較サイト

水道水ガイド

水道水と有害物質

ウォーターサーバーと水比較ガイド 水道法の水質基準値以下ではありますが、水道水には、多数の化学物質、残留塩素等が含まれています。 原水段階で汚染されていて、浄水処理でも完全に除去できなかったため、浄水処理過程で生成、混入された、水道管のさびや金属イオンの溶出し等、 浄水場から家庭に配水されるまでの過程で汚染されたため、といった原因が挙げられます。水道水を摂取することで、 直ちに病気になることはありません。しかし、長期にわたり摂取することで体内に蓄積された有害物質、 発ガン物質が何らかの要因により健康に害を与える可能性がゼロである、とは言い切れません。

それでは、これら有害物質について説明していきましょう。 私たちの水道の約25%は、地下水を使用しています。そのため、地下水の汚染は水道水の汚染に深刻な影響を及ぼします。 主に化学肥料に含まれた窒素が、土中で微生物などにより酸化されて変化した「硝酸性窒素」は、チアノーゼを引き起こしたり、 体内で発ガン性を示す物質に変化したりと、人体にとても恐ろしい影響を及ぼす悪質な物質です。 残念ながら、現在の浄水設備では、この硫化性窒素を完全に除去する機能を備えていません。 また、大量に利用される農薬、工場廃水も河川や地下水に混入しています。これらの残留農薬や、 排水に含まれる環境ホルモン物質もまた、深刻な水道水の汚染につながっているのです。 次に、水中に含まれているフミン質(有機態窒素化合物)と塩素が反応して生じる「トリハロメタン」は、 発ガン性が確認されたことによって、水質基準が決められた初めての有害化学物質です。 煮沸によって毒性が消滅させるとも言われていますが、そのためには、40分以上も沸騰状態を継続しなければなりません。 単なる沸騰状態では2縲鰀3倍も増加すると言う性質をもっているため、注意が必要です。 さらに、塩素処理や特にオゾン処理を行うことで生じる副生成物「ホルムアルデヒド」も発がん性物質として知られています。

高濃度の残留農薬や、水道水中の嫌なかび臭を取り除くために導入されたオゾン処理は、 河川水質の悪化にともない、数多く導入されるようになってきましたが、この処理を行なうことで、有機物とオゾンが反応し、 ホルムアルデヒドなどの有機炭素化合物が増加してしまうのです。そして、水道用鉛管を使用している地域や家庭においては、 水道水中へ溶け込んだ「鉛」も人体に深刻な影響を及ぼします。この鉛は神経毒性、腎毒性、タンパク親和性が非常に強く、 消化管から吸収された鉛の約85%は赤血球に沈着し、やがて骨に沈着します。血液中の鉛濃度が0.5縲鰀0.8ppmレベルで、 疲労感・不眠・神経過敏・頭痛や消化管障害がみられ、 特に子供の場合は、脳の成長を阻害する恐れがあることが世界的にも知られており、その知能や行動に重大な影響を与えることも報告されています。

鉛管は現在では使用が禁止されていますが、 個人敷地内などでは現在も鉛管が使われているところもあり、交換が急がれています。 鉛管配管を使用している場合、朝一番の開栓直後の水は、水道水の滞留により鉛が水道中に必ず溶出しています。

残留塩素

朝一番の水道水や、しばらく使用していなかった水道を最初に使う場合には、飲み水には利用しないようにしましょう。

さらに、これらの有害物質に加えて、残留塩素についての問題も指摘されています。 塩素は安価で殺菌力が強く、効果も維持することから日本では水道法によって、その最低値が定められています。 東京、神奈川、大阪では1.0縲鰀1.5ppm、他の地方都市では0.5縲鰀1.0ppmの高濃度の塩素が含まれています。 その結果、世界でも類を見ない高濃度の塩素が水道水に含まれており、 諸外国と比較しても5縲鰀15倍程度多いと考えられます。 ウォーターサーバーと水比較ガイド この残留塩素は、カルキ臭の原因となるばかりでなく、人体への影響も指摘されています。 塩素に触れたり吸ったりすることで、皮膚やのどの粘膜から水分が奪われ、ドライスキンや、小じわの原因になります。 アトピー性皮膚炎にとっても塩素は大敵。また、呼吸器の粘膜も傷つけ、喘息などの呼吸器系疾患を悪化させる場合もあります。 また、血管障害を引き起こし、心臓病や、脳卒中の一因とも言われています。 塩素は、様々な工夫で除去可能ですが、塩素を取り除いた水は細菌などが発生しやすくなるため、早めに使い切ることが大切です。

安全な水を求めて

これら水道水に含まれる有害物質は氷山の一角であり、私たちのもとに運ばれてくる水道水にはさらに多くの有害物質、 発ガン物質が含まれていることが指摘されています。これらの物質は無味無臭であり、チェックが出来ません。 そのため、安全な水を求めて浄水等の方法で自己防衛をしたり、 飲料水としてミネラルウォーターを求めたりという対策をとる人の数も増えているのです。