水と美容
水分不足が引き起こす病気

私たちの体は、水分が不足していると、脳から危険信号を出し、水分を排出しないよう尿を出さないようにホルモンが分泌されます。 そうして、次第に水を溜め込みやすいよう尿の出にくい体質になってしまい、水分を補給しても、余分な水分が排泄されず、むくみを引き起こすのです。
尿が出にくい体質になると代謝機能も低下し、冷え性や便秘といった症状を引き起こします。 普段から、水を飲んで、体の水分が不足しないようにすることで、むくみ、冷え、便秘といった体の悩みも解消されるのです。
また、水分不足は血液ドロドロの最大原因と言われています。 水分が不足すると血液中の血漿量が減り血球の割合が増えてきます。 すると血球同士がくっつきやすくなって集まり、粒が大きくなったり鎖状につながったりしてしまい血液ドロドロの状態となって流れにくくなります。 水分不足はサラサラ血液の大敵なのです。
疲れやすい、肩がこる、目が疲れやすい、お肌が乾燥するといった、様々な症状が血液ドロドロにより引き起こされます。 このようなことを防ぐためには、体内の水分量を保ち血漿量を適量に維持することが大切です。 これは難しいことではなく、こまめに水分補給をすればよいのです。水をたくさん飲んでいると、細胞に十分な水が行き渡るので、血液サラサラになりカラダが健康になります。 特に、運動の後や夏の暑い日には、水分補給を忘れないようにしましょう。
汗をかいてのどが渇いたままでいることは水分不足だけでなく熱中症の原因ともなり大変危険です。 また風呂上がりや起きてすぐの早朝の時間帯も要注意です。水分不足を引き起こさないよう適度な水分補給に心がけましょう。 でも水分補給といっても甘いジュースや炭酸飲料、アルコール飲料はお勧めできません。 ジュースなどに含まれる糖分は血糖値を高め、アルコールは利尿作用が高く逆に水分不足を促進させてしまいます。
いい水を飲む習慣を心がけましょう。